「英検の面接が怖くて眠れません…」
「英語で話すなんて、考えただけで頭が真っ白になります…」
これは準2級受験者から本当によく聞く悩みです。
特に「英語が苦手」「人前で話すのが苦手」という子ほど、面接に対する恐怖心が強いものです。
でも、安心してください。
面接の恐怖は「型」で解決できます。
15年間の指導経験で確信していることがあります。
面接で必要なのは、たった3つの型だけ。
この型さえ覚えれば、どんなに緊張していても、どんなに英語が苦手でも、必ず合格できます。
今回は、何人もの「面接が怖い子」を合格に導いてきた、3つの必勝型をお教えします。
なぜ面接が怖いのか?
面接恐怖症の3大原因
1. 何を話せばいいかわからない
- 質問の意味が理解できない
 - 答える内容が思い浮かばない
 - 「間違えたらどうしよう」という不安
 
2. 英語で話すことへの恐怖
- 文法を間違えそう
 - 発音が悪いかも
 - 「笑われるかもしれない」という羞恥心
 
3. 面接官への緊張
- 大人との会話が苦手
 - 評価されることへの恐怖
 - 「落ちたらどうしよう」というプレッシャー
 
恐怖の悪循環
面接が怖い
↓
緊張して練習できない
↓
準備不足で更に不安
↓
本番で頭が真っ白
↓
失敗体験
↓
更に面接が怖くなる
この悪循環を断ち切るのが「型」です。
「型」がなぜ恐怖を解決するのか
型の心理的効果
1. 考える必要がない
- あらかじめ決まった流れで話す
 - 頭が真っ白になっても口が動く
 - 緊張していても自動的に言葉が出る
 
2. 自信がつく
- 「これで大丈夫」という安心感
 - 練習で成功体験を積める
 - 「できる」という実感
 
3. 時間稼ぎができる
- 型を言っている間に頭が整理される
 - 考える時間を確保
 - 落ち着いて答えられる
 
実際の指導例
生徒Cさん(中3)の変化:
練習前: 「面接なんて絶対無理です。英語で話せません…」
型を覚えた後: 「あ、これなら言えるかも。型があると安心します」
本番後: 「緊張したけど、型のおかげで最後まで話せました!」
結果:合格
たった3つの型で完全攻略
型1:音読対策「スラスラ型」
対象: Passage Reading(パッセージ音読)
型の内容:
1. 黙読(20秒):内容を理解
2. 区切り読み:意味の塊で区切る
3. 感情込め:自然な抑揚をつける
具体的な手順:
Step1:黙読で理解
- 20秒間で全体の意味を把握
 - 分からない単語があっても気にしない
 - 「何について書いてあるか」だけ理解
 
Step2:区切り読み
- 意味の塊ごとに区切る
 - 息継ぎのタイミングを意識
 - 速度より正確性を重視
 
Step3:感情を込める
- 内容に応じて抑揚をつける
 - 大きな声ではっきりと
 - 自信を持って読み切る
 
練習例:
“Many students use smartphones / to communicate with their friends. / However, / some schools don’t allow students / to bring smartphones / because they can disturb classes.”
ポイント:
- スラッシュ(/)で区切って読む
 - 最後まで諦めずに読み切る
 - 完璧な発音より堂々とした attitude
 
型2:質疑応答「I think because型」
対象: No.1〜5の質疑応答
基本の型:
I think + 意見 + because + 理由.
詳細バージョン:
I think + 意見 + because + 理由1. Also, + 理由2.
質問別使い分け:
No.1(パッセージ関連):
- 質問:”According to the passage, why…?”
 - 答え:”According to the passage, + パッセージの内容.”
 
No.2(イラスト描写):
- 質問:”Please look at the picture and describe the situation.”
 - 答え:”In this picture, I can see + 状況描写.”
 
No.3(イラスト詳細):
- 質問:”What is the man/woman doing?”
 - 答え:”The man/woman is + 動作.”
 
No.4(意見問題):
- 質問:”Do you think…?”
 - 答え:”I think + Yes/No + because + 理由.”
 
No.5(深堀り質問):
- 質問:”Why do you think so?”
 - 答え:”Because + 詳細な理由. Also, + 追加理由.”
 
型3:緊急脱出「つなぎ型」
対象: 分からない・詰まった時の緊急対応
つなぎフレーズ5選:
1. 時間稼ぎ型 “Let me think… I think…” (考えさせてください…私は思います…)
2. 理解確認型 “Do you mean…?” (〜ということですか?)
3. 言い換え型 “In other words, I think…” (言い換えると、私は思います…)
4. 正直型 “I don’t know much about it, but I think…” (よく知りませんが、私は思います…)
5. 体験型 “From my experience, I think…” (私の経験では、私は思います…)
使用場面:
- 質問の意味が分からない時
 - 答えが思い浮かばない時
 - 頭が真っ白になった時
 
3つの型の組み合わせ実践例
実際の面接の流れ
面接官: “First, please read the passage aloud.”
受験者(型1使用): 黙読20秒 → 区切り読み → 感情込めて音読
面接官: “According to the passage, what is the main benefit of online learning?”
受験者(型2使用): “According to the passage, the main benefit is convenience because students can study at home.”
面接官: “Do you think online learning is better than traditional learning?”
受験者(型2使用): “I think both have good points because online learning is convenient, but traditional learning helps us make friends.”
面接官: “What do you think about the future of education?”
受験者(型3使用): “That’s a difficult question… Let me think… I think technology will help education because it makes learning more interesting.”
型の覚え方・練習法
ステップ1:型の暗記(1週間)
毎日の練習:
- 3つの型を5回ずつ音読
 - 口が覚えるまで繰り返す
 - 鏡の前で表情も練習
 
暗記チェック:
- 何も見ずに言えるか?
 - 自然な速度で言えるか?
 - 自信を持って言えるか?
 
ステップ2:質問対応練習(1週間)
練習用質問10選:
- “Do you think students should wear uniforms?”
 - “What do you usually do in your free time?”
 - “Do you think smartphones are useful?”
 - “What is your favorite subject?”
 - “Do you think English is important?”
 - “What do you want to do in the future?”
 - “Do you like reading books?”
 - “What do you think about environmental problems?”
 - “Do you think online shopping is convenient?”
 - “What is the most important thing for students?”
 
練習方法:
- 1日2問ずつ
 - 必ず型を使って答える
 - 15秒以内に答え始める
 
ステップ3:通し練習(3日)
本番形式で練習:
- 音読 → 質問5問の流れ
 - 録音して客観的にチェック
 - 時間配分も意識
 
型を使う時の注意点
【重要】自然に話すコツ
NG:機械的な暗唱
“I think uniforms are good because they are convenient.” (棒読み、感情なし)
OK:感情を込めて
“I think uniforms are good because they’re really convenient for students.” (自然な抑揚、感情あり)
【重要】型をアレンジする
基本型: “I think + 意見 + because + 理由.”
アレンジ例:
- “I believe + 意見 + because + 理由.”
 - “I feel + 意見 + because + 理由.”
 - “In my opinion, + 意見 + because + 理由.”
 
バリエーションで自然さアップ
【重要】attitude を忘れない
型があっても大切なのは:
- 大きな声で話す
 - アイコンタクトを保つ
 - 笑顔を忘れない
 - 最後まで諦めない
 
よくある質問:型への不安
Q1:型ばかりで個性がないと思われませんか?
A:準2級では個性より安定性が重要です。
準2級の評価基準:
- コミュニケーション能力
 - 態度・意欲
 - 基本的な英語力
 
個性は2級以上で発揮しましょう。
Q2:同じ型ばかりで飽きられませんか?
A:面接官は型の使用を前提としています。
面接官の視点:
- 型を使えることは評価ポイント
 - 安定した回答ができる証拠
 - 準備をしてきた証拠
 
Q3:本番で型を忘れたらどうしますか?
A:1つでも覚えていれば大丈夫です。
緊急時の対応:
- 一番簡単な「I think because」だけでも使う
 - 沈黙より何か話す
 - attitude でカバー
 
まとめ:型があれば面接は怖くない
面接恐怖を克服する3つの型:
✅ 型1:スラスラ型(音読対策) 
✅ 型2:I think because型(質疑応答) 
✅ 型3:つなぎ型(緊急脱出)
型を使う効果:
✅ 考える必要がない → 緊張していても話せる 
✅ 自信がつく → 恐怖心が和らぐ 
✅ 時間稼ぎができる → 落ち着いて対応 
✅ 成功体験を積める → 更に自信アップ
「面接が怖い」は当然の感情です。
でも、型があれば必ず乗り越えられます。
重要なのは完璧な英語を話すことではありません。
型を使って、最後まで堂々と話し切ることです。
3つの型を武器に、自信を持って面接に臨んでください。
あなたにもできます。型があれば、面接はもう怖くありません!
型を覚えたら、毎日少しずつ練習してみてください。
1週間後には、きっと「面接って意外と簡単かも」と思えるはずです!
  
  
  
  